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アルミ板金にリベットを採用する際のメリット・デメリット

アルミの筐体やカバーなどに溶接を行うと、歪んでしまうのでリベットを採用する、という事もありますよね。

今回は、そんなときに設計上気を付けて頂きたいことをお伝えしたいと思います。

溶接に比べて比較的に簡単に接合できるリベット接合ですが、
接合する母材や完成させる製品によってはリベット溶接が向いていない場合もあります。

そこで今回は、リベット接合のメリット・デメリットを紹介します。

 

アルミ板金にリベットを採用するメリット



1.溶接を行うよりも安い価格で接合ができる。


リベット接合は、
①母材に穴をあけその穴にリベットを挿し込む
②リベットの頭を平たくする

という2工程のみで母材を接合することが可能なので、溶接など他の接合方法と比較し、短時間で、接合ができます。

また、特別な技術や機材を使うことなく接合ができるので、溶接にて接合をするよりもコストを抑えて接合することが可能となります。

 

2.簡単に接合・解体が行える。

 

溶接製品と比較し、リベット製品の方が容易に接合・解体が行えます。

 

上記1.で説明したようにリベット接合は、2工程のみで接合が容易に可能です。

また、解体についても溶接で接合した製品は母材が金属で頑丈に接合されているので、

解体に手間がかかりますが、リベット接合の場合はリベットを破壊することで接合したものを解体することができます。

 

3.歪みを抑えられる


溶接の対象となる製品が、アルミなどで歪みやすい母材を使用する場合、リベット留めであれば熱を一切加えないため歪むことがありません。
もし、対象となる製品が歪みが想定されて、水密・気密などの要求がなければリベット留めに変更することで大きな改善につながります。

アルミの製品でも、筐体やカバーでは、歪みを抑えるためにリベット接合が採用されることが多くあります。

 

アルミ板金にリベットを採用するデメリット

 

1.接合の痕が目立つ

 

リベットを使用して接合を行うと、リベットの凸が目立ってしまいます。

なので、外観品質の高い製品を制作する場合はリベットではなく溶接での
接合が適しています。

 

2.設計変更が必要な場合がある。

 

リベットを留めるための「留めしろ」が必要なため、

溶接を前提として設計していた場合は、設計変更が必要となります。

 

3.重量が重くなる。

 

リベットの原材料はステンレスなどの金属部品です。

接合部分にリベットを使うとそのリベットの数の分だけ製品が重くなってしまいます。


対してアーク溶接などの溶接方法は金属を溶かして接合部に付着させるだけなので重量はそれほど変わりません。

設置する場所などの関係であまり重量があると困るという場合にはリベット結合ではなく、アーク溶接などの方法を用いることをおすすめします。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、溶接に比べて比較的に簡単に接合できるリベット接合のポイントと

そのメリット・デメリットを紹介致しました。

アルミの筐体やカバーを接合する際には場合によって溶接による接合とリベット接合を分けて使用する必要がありそうですね。

アルミ溶接板金.comは、溶接による接合とリベット接合のどちらにも自身と実績を
もっており、対応可能です。

 溶接を伴うアルミ板金のことなら、何でもご相談ください。

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